現役美容看護師の「めてめて」です。
この記事では美容看護師の転職で嘘をつくのはなぜ良くないのかということについて解説していきます。
近年は美容クリニックの面接や書類選考などの採用関連が難しくなっています。
そのためそれらを通過するために「嘘」の情報を伝えて内定獲得を目指す人が増えてきています。
しかし採用関連で嘘はリスクが大きく重く、絶対にしてはいけません。
めてめて
- 現役美容看護師
- 美容看護師歴7年目
- 管理職、教育、採用担当
- 医療と経営の両視点から美容医療を経験
- 大手系〜個人系まで多種多様の美容クリニックで勤務経験あり
始めに
美容看護師の採用関連は履歴書や面接など含めて、それら難易度はここ数年上昇傾向にあります。
その主な要因として美容看護師の職業人気が上昇し、それに伴い美容看護師を目指したいという看護師も増えているため、美容クリニック側が積極的に看護師を求めなくても頻回に入職希望の募集があるため、「看護師をある程度厳選できるようになっていること」が難易度上昇に繋がっています。
特に労働者が滅多に辞めない働きやすい環境の良質なクリニックであればその傾向はより強くなり、その貴重な枠に申し込みが一瞬のうちに殺到するため、さらに採用関連の難易度は高くなっています。
そのためなんとしても採用されるために「嘘」の内容の情報を伝えて内定獲得を目指そうと考えを持ってしまっている転職希望者も少なからず存在しています。
しかし採用関連において嘘をつくことは基本デメリットしかなく、大きなリスクを生みます。これは美容看護師の採用担当が共通認識している紛れもない事実です。
そこで今回のテーマでは美容看護師の採用関連で嘘をつくことはしてはいけないということについて解説していきます。
美容看護師採用関連では嘘をつくのではなく「今あるものを最大限魅力的に表現して」内定獲得を目指していくことが大切です。
嘘をついてでも内定獲得を目指したい気持ちは分かりますが、それは自分の首を長期に渡って締め続けることに他なりません。
嘘をついて採用されたがためにその後に後悔する羽目になった美容看護師は大勢います。
そうならないためにも、今回の内容を参考にしてみてください。
- 採用関連の嘘は高確率でバレるということについて
- 嘘をついて入職できるような職場はスタッフや環境などが劣悪であるということについて
- 嘘をついている転職活動は自己都合的解釈であり、転職で失敗する原因になることについて
採用関連の嘘はバレる
まずは美容看護師採用関連の嘘はバレるということについて解説していきます。
嘘をついて採用関連の活動をしている場合、そのことが短期的、もしくは長期的に職場にバレる可能性が高いです。
というのも採用関連で嘘をつく理由は、自分をより魅力的に有用性の高い存在であると見せるためにしていることがほとんどですが、しかし現実は嘘をついている内容に本人の行動や能力が見合っていないということが非常に多くあるからです。
つまり嘘をついている自分は作り物の存在であり本来の姿ではないため、人材選考や人材育成をしている採用試験官などのプロから見るとそれは簡単に見抜くことができます。
また仮に採用関連は嘘で通過して入職できたとしても、情報通りでないその人の働き方に違和感や不信感を感じることが多くなるので、そのことからも嘘はバレます。
そして職場において嘘がバレるということは以下の重大なデメリットを抱えるということにも繋がります。それがこちらです。
- 相応の処罰を受ける。
- 職場での信頼を失う。
- 今後していくことが評価されにくくなる。
基本的に仕事をする上で必ず雇用側と「労働契約」を交わしますが、その労働契約において「入職情報に虚偽の申告をしていない」という要項は必ず含まれています。
つまり入職関連の情報に嘘はないということを双方が了承、同意していることは働く上での大前提です。
そのため嘘をついて入職をしたということはその契約を労働者の利己的な都合で破棄しているということであるため、当然雇用側の判断次第でそれ相応の処罰対象となります。
それこそ最悪の場合は解雇すらもありえます。
また自分を雇ってくれて今後働くことや給料を貰うなど、長期に渡りお世話になっていく職場に対して嘘をついているということは職場の信頼、信用を大きく損なう行為であるため、当然そのような不誠実な人材に重要な仕事を与えたり、適切な評価をしたりするといったことは難しくなります。
そして一度失った信頼を簡単に取り戻すことは非常に難しいです。
人間は悪く感じたイメージを簡単に払拭することができません。
そもそも最初に嘘をついて裏切ったのはその労働者側なので、それ相応の扱いや対応をされてしまうことは当たり前のことです。
結局嘘をついて採用はされたが、そのことがバレた結果、クビにはならなかったが、周囲からの対応や、居心地、待遇が悪くなってしまい辞めてしまったという美容看護師は、採用担当者の話を聞く限りそこそこ見かけます。
そのため採用関連の嘘はそもそもバレやすく、バレることで働く上での多大なデメリットとリスクがあるため、絶対にしないようにしておくこが大事です。
一時の優遇を得るためにしてしまう嘘ほど不毛なことはありません。
嘘をついて採用選考に臨まれる人の大半は雇用側が分からないだろうという判断の元してしまっているのですが、はっきり言って結構分かります。
採用選考の担当者も自身の職務と社運をかけて採用選考をしているので、嘘をつく、疑心感を与える人を採用することは決してありません。
魅力的な嘘よりも、ありのままの自分の方が何倍も価値があるものです。
嘘をついてもいいのであればその程度の職場
次に嘘をついて入職ができてしまうということは、その程度の職場でしかないということについてです。
前述の通り職場に対する嘘は高確率でバレます。
そして程度によってはそれ相応の対応がされるのですが、中には「嘘をついて入職ができてしまう」「採用選考の嘘を特に気にしない」クリニックも実際にはあります。
ただしそのようなクリニックであった場合、特に注意しておきたいことが「自己利益のために嘘をついて採用されて働いているスタッフが不特定数存在している可能性がある」ということです。
つまり仕事関連で自己利益のために嘘をつくことに抵抗がないスタッフが存在している可能性があるため
「仕事を信頼して任せれるスタッフが少ない」
「本来の能力に見合った仕事が達成できない」
など働く環境が劣悪な状態になってしまっているということです。
また周りのスタッフは嘘をついて働いているかもしれないという疑心感を持って仕事をし続けなくてはならなくなるため、その分余計に仕事のストレスを抱えることになります。
このような職場で果たして安定して長く働けるかというと、無理と断定できるでしょう。
筆者もかつてそのようなクリニックに属してしまっていた時期がありましたが、やはり働きずらさを感じており、結局早期退職をしているほどです。
つまり嘘をつくような人材を見極めができず採用してしまい、それが放置されているクリニックというのは結局その程度の環境であるということです。
最悪の場合管理職すら嘘で塗り固められていることもあり、そうなってくるともはや円滑な業務は成り立たず、目も当てられません。
嘘をついたことで内定をもらいラッキーと思う人もいますが、その環境に身を置き働いてしまうことに、恐怖感や危機感を持っておくべきでしょう。
もちろんクリニック探しをする際もそのようなクリニックは就職先の選択肢から省いておくようにしておくことが大切ですね。
嘘を平然とつくスタッフと一緒に働いていると、自分が貶められたり、不遇にされることもあるので、本当に要注意です。
最悪罪をなすり付けられて理不尽な扱いを受けることもあります。
自分の身を守るためにも入職希望のクリニックはしっかりと見極めておきましょう。
嘘というのはどこまでも自己都合
次に嘘をついて採用関連をするということはどこまでも自分都合な解釈であるということについてです。
嘘をつくことは基本デメリットとリスクが多いことです。
しかしそれでも嘘をついてでもとりあえず採用されたい考えている人はいます。
また採用関連が難しくなっているため残念ながらその考えを持つ人は増えています。
しかしそれらは結局なところ「嘘をついても自分だけは大丈夫だろう」という解釈を勝手にしてしまっているに過ぎません。
つまり自己都合の希望的観測に基づいた認識であるという事です。
しかし「嘘をついても自分だけはバレない」とか「自分は本来その嘘に見合っている人材である」というのを自己認知していたとしても、それを評価者がその通り解釈して判断するということはありません。
特に美容クリニックの評価は成果や実績に基づいて客観的にされることが殆どであるため、自分をいくら嘘で盛ったとしても、それらがない人材に相応の評価されることもありません。
一方的に嘘をついて自分だけが良い経験をしようと考えている人に、都合よく物事が進むほど美容看護師の採用選考や働き方は簡単にはいきません。
そのため美容看護師の採用関連で嘘をつくことがどれほど自己都合で意味のないものであることかを理解し、絶対にしないようにしておきましょう。
また嘘をついて採用されても、その嘘を雇用期間中ずっとついておかなくてはいけなく、そのためにまた嘘をつかなくてはいけなくなるので長期で働くほど辛いものとなります。
採用選考は働く前の相互理解をする機会であるため、そこを不利益なものにしないようにしましょう。
嘘ではない採用関連でできること
これら理由から採用関連で嘘をつく事は採用時、そして入職後に多大なデメリットを生むため推奨はしません。
美容クリニックにおける採用の基本は「相互理解」をすることです。つまりお互いが適切に条件を提示し合い、理解、合意ができた上で契約が成立するというものです。
そのため採用で大事なことは嘘をついてその関係性を損なうのではなく、こちらになります。
- 今あるものをより良く表現する。
- 聞かれていない不要な事は言わない。
今あるものをより良く表現する
まず美容採用において大事なことは自分をより良く、魅力的に表現することです。例えば面接の伝え方一つにしても、「〜を頑張りました」という抽象的な魅力の表現よりも「このような成果を残して貢献しました」というような形で伝えた方が、その中身が同じ内容であっても後者の方が圧倒的に好印象を与えることができます。
美容看護師の採用関連ではただ表現を工夫するだけでも面接の合格率は格段に上がります。嘘をつくのではなく、まずはそのような取り組みに目を向けてみましょう。
表現については以下の記事で詳しく解説しています
不必要なことは言わない
そして次に採用関連で不用意なことを言わないことです。
「雄弁は銀、沈黙は金」という言葉がありますが、まさにその通りで、採用関連では自分に不利になる情報はあえて言わないというテクニックも必要です。
もちろん聞かれたことには正直に返答する必要はありますが、その時も伝え方を工夫することで幾分か不足分があっても補填することは十分にできます。
例えば早期退職という要因があったとしても「辛いから辞めた」というよりは「前職場では私の目標としている美容看護師の実現が不可能と感じたため早期に見切りをつけました」というのでは後者の理由でマイナス評価をされることは珍しいでしょう。
嘘で乗り切るのではなく適切に対応しましょう。
最後に
今回は美容看護師の採用関連で嘘をつくことは良くないということで解説してきました。
美容看護師の採用関連は難しくなってきています。そのため嘘をつくことで採用関連を乗り切り内定を掴み取ろうという考えがありますが、それで満たされるのはその一瞬だけであり、長期的に見ると多大なデメリットとリスクしか生みません。
また嘘をついて入職をし、仮にその後頑張ったとしても嘘をついたという事実は決して消えることはなく、いつ嘘がバレるかも分からないという後ろめたさと恐怖感を持って働き続けることになるため、ストレスや不安も通常より多くのしかかります。そのような働き方を望む人はいないでしょう。
人生の中では時に必要な嘘というのはありますが、採用関連の嘘はまさに百害あって一利なしです。
そのことを理解して、嘘ではなく今まで自分がしっかりを養ってきた、誇りを持ってアピールできるものを採用関連では積極的に活かしていきましょう。
スタッフみんなが誠実で正直な職場の働きやすさはもはや何者にも変えれない人生の貴重な財産になります。そのような職場にたどり着くだけでも人生は豊かになりQOLは果てしなく上がります。
そのためにも嘘をつくことが当たり前ではなく、誠実に採用をしている美容クリニック探しと入職も目指してみてください。
・自分に合った美容クリニックの探し方はこちら
・採用関連の練習や理想のクリニック探しは転職エージェントの利用がオススメ
・実際に使ってきたから自信を持ってオススメ!
・今のクリニックもここから見つけた!
- ・転職サポート関連が高水準!
- ・優秀なエージェントが多数在籍の高い安定感!
- ・美容クリニック求人が多数!
- ・美容看護師の転職に強いサポートあり!
- ・直接応募型の求人サイト!
- ・必要なキャリアサポートだけを効率よく受けれる!
美容看護師採用関連のアドバイスを見てると稀にバレなければ嘘をついても良いですみたいなことを言ってる人もいますが、絶対に信じてはダメです。デメリットしかありません。
正規の手順で入職することで長く安定して働ける美容看護師の実現が目指せます。それを目指しましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
美容看護師転職にオススメの転職サイト
- 優秀なエージェント多数在籍!
- 内部事情の調査が高品質で優秀!
- 美容転職で高い利用満足度!
↓無料登録はこちらから↓
- 高レベルの各種サポートが充実!
- 美容クリニック特集が非常に便利!
- 美容クリニック求人数が多い !
↓無料登録はこちらから↓
- 連絡不要の直接応募型の求人サイト!
- 必要な分のキャリアサポートを受けられる!
- 非公開求人なし!いつでも申し込み可能!
↓無料登録はこちらから↓
当メディアはリンクフリーです。
ご自身のサイトやSNSで紹介いただけると嬉しいです。
ご紹介の際はお手数ですがURLの記載をよろしくお願いします。